むくみ
むくみとは
むくみの定義
体液は細胞内液と細胞外液に分かれ、細胞外液は血漿と組織間液に分かれます。 むくみ(浮腫)とは、組織間液の増加した状態を示し、限局性(体の一部分)のことも、全身性のこともあります。
寝起きの時にまぶたや顔が腫れぼったい印象がある、夕方に足のむくみによって靴がきつく感じるというのは、限局性のむくみの一例です。 腎臓を始め心臓、肝臓などの病気によって全身性のむくみが出ることもあります。
むくみの症候
むくみがある場合、見た感じで腫れぼったい印象を受けます。指で押してみると、その跡がしばらく残ります。また、体重が増加している場合もあります。
血液とリンパ液の関係
血液は動脈によって末梢まで流れ、細胞に栄養と酸素を運んだ後、静脈となって老廃物と炭酸ガスを受け取り心臓へ戻ります。 その間に細胞や毛細血管から漏れた体液があつまり、リンパ管を通って心臓に帰るのがリンパ液です。 むくみが出るときには、静脈の流れとともにリンパ液も停滞していますから、それらの停滞する原因を取り除くことがむくみ解消になります。
カイロプラクティックによるむくみ対策
血管やリンパ管といった、体液を運ぶ役割を持つ管は関節の近くを通ります。関節に歪みが出来ると、これら体液の循環にも影響を与えます。 またその血管そのものにも自律神経が分布しており、血液の流れをコントロールしています。
関節そのものの歪みによって循環が悪化してむくみを起こしている場合は、その関節のゆがみを治すことによって、比較的早く効果が現れます。 自律神経のバランスが悪化してむくみを起こしている場合には、例えば脊柱といったように問題を起こしている部分を矯正することによって、自然治癒力が働き本来の血管運動を促します。
腎臓・心臓・肝臓等の疾患によるむくみもありますので、医師の診断を受けることが大切です。