背骨のゆがみ
背骨の動き
背骨のうち、胸椎を例に取り上げます。 ○印で囲んだ部分が関節となって、それぞれ互いに滑っていくことにより、背骨が動きます。(図は背中側から見た胸椎)
図のように動くことによって体を傾けることが出来ます。 この場合は右側に体を傾けているときを示しています。
実際には左右だけでなく前後に曲げることも出来るので、もっと複雑な動きをしますが、ここでは割愛します。
背骨のゆがみの原因
関節の一部に問題が生じて動くことが出来なくなると、背骨をまっすぐにすることが出来なくなります。 まっすぐに出来なくなった分を他の関節が反対側に傾くことにより、全体としてまっすぐに近いように人間は自動的に補正することもあります。 このとき、棘突起と呼ばれる背骨の最も後ろに出っ張った突起が、背骨の傾いた分だけ蛇行するように見えます。 これが背骨のゆがみと一般に言われている状態です。
僅かなゆがみでも、筋肉のバランスも不均衡となり神経根の問題など引き起こしてしまうことがあります。 そのため、痛みや不快感などからだの不調として現れてきます。
※棘突起は必ず中央にあるとは限りませんので、棘突起の不整列が必ずゆがみを示す訳ではありません。
背骨のゆがみへの解消
カイロプラクティックでは動きが悪くなった関節をみつけることから始まります。 これはカイロプラクティックの検査によって探すことが出来ます。 そして問題のある関節を矯正することにより、背骨のゆがみにアプローチしていきます。
以上は一例です。全ての背骨のゆがみがこのような原因や解消法になるものではありません。